地方転勤に関するリアルを伝えていくブログを運営しているタカキと申します。
今回は、地方転勤を拒否した場合にどうなるのか？について書いていきたいと思います。
地方転勤を受諾＝出世コースに乗れる
ぼくが働いてた日系大企業では、偉い人ほど地方転勤を受け入れ、淡々と日本各地を転勤していました。
- 部長：出身は埼玉。東京→仙台→北海道 と転勤
- 課長（40歳）：出身は愛知。東京→名古屋→仙台→北海道
- 課長（30歳）：出身は東京。東京→北海道→九州
偉い人ほど転勤を経験しているので、「東京に帰りたいです！」とぼくが泣きつくと、「お前は出世したいと思わないのか！」と逆ギレされたこともありました。
「地方転勤＝出世の近道」というルートが、ぼくが働いていた大企業では、どうやら当たり前のことになっていました。
確かに、採用面接で、「総合職だから、日本全国どこへでも行ってもらう事になる。その覚悟はあるかね？」みたいなことを最終面接時に聞かれたような記憶があります。
もちろん、「はい」と答える以外に選択肢はないので、「日本全国、どこへでも行きます！」と回答するわけですが、結果的に南は九州、北は北海道と、文字通り全国を転勤させられる羽目になりました。
しかし、いろいろな場所で経験を積むことが、どういうわけか出世への近道になっているようなんです。
転勤を拒否すると、役職が上がらない＝出世できなくなる
では、転勤を拒否している人はいないのでしょうか？
ぼくが北海道で勤務していた時代に、自分で「俺は転勤を拒否している」という人2名に話を聞きました。
結構自信ありげに、「こうすれば転勤しなくて済むんだぜ！ガハハ！」と言っていたのですが、2人とも40歳を過ぎても、役職が「ない」んですよね。
ぼくが働いていた会社では、40歳時点で役職がない場合は、明確に出世コースから外れています…（笑）
役職がないだけならまだしも、給与水準的にも入社2〜3年目の社員と同じ。
う、う〜ん、転勤を拒否する金銭的なデメリットって大きいんですね。
転勤を拒否する方法①「親の介護が必要」と主張する
北海道から出たことがない、40歳で一般職の人が「親を介護しないといけないって人事に言えば、転勤しなくて済むんだぜ！ガハハハ！！」と飲みの場でドヤっていました。
いや、確かに転勤なしで済むかもしれないけど、40歳で22~4歳の若手と同じ給料って精神的に辛くないですか？
確かに北海道は物価が安いから、年収1000万円も必要ないかもしれないけれど、もし自分が自分より20歳近く離れた若手と同じ給料だったら、会社辞めますね。
転勤を拒否する方法②総合職から地域限定総合職になる
どれだけその地に執着があるかって話になりますが、総合職から地域限定総合職になって、転勤を回避するという方法があります。
しかし、地域限定総合職とは、総合職ではないので、給料が上がらないんですよね…。
40歳で地域限定総合職のおじさんから、「俺はお前ら（新卒）と同じ仕事をしてるけど、給料が上がらないんだよ〜。総合職はいいよな〜。」と嫌味めいたことを言われたこともあったんですが、「お前が望んで地域限定総合職になったんじゃねーのかよ！」と突っ込みたくなりました。
転勤を拒否する方法③休職する
全くお勧めできないのですが、仕事が原因でうつ病や適応障害になり、休職した場合、地方で働いていても、東京に戻れる可能性があるそうです。
ただし、この場合、やれる仕事の内容が超微妙なんですよね。
例えば、法人営業でうつ病になった同期は、社内の問い合わせの部署へ異動になりました。
仲がよく、内定者時代からワイワイ飲んでいた友達だったので、うつ病と聞いた時は「こんなパリピがうつ病になるなんて、この会社はヤバすぎる」なんて思ったもんです。
どうしても都内で働きたいのであれば、社内の問い合わせ部署でもいいのかもしれませんが、仕事が楽しいかでいうと、どうなんでしょうね。
問い合わせの部署で働いている人がいてくれるおかげで、仕事の効率が上がる点は否めないのですが、自分がやりたい仕事か？と聞かれると、素直に「はい」とは言えません。
パソコンが壊れた時とか、携帯電話を失くした時とか、非常にお世話になりましたが。。。
まとめ
転勤した方が最短で出世できるよ！
転勤は無理矢理拒否できるけど、出世できなくなるよ！
ぼくはそのどちらもイヤだったので、転職しました。
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筆者もマイナビエージェントを利用して転職活動をしました。
